ベッドは分娩仕様にトランスフォームし、準備に追われて助産師さんが動きまわり、分娩室に色んな器具や機械が運び込まれてバタバタ…

朝破水してからここまで、何だか自分の身に起こっている出来事じゃないような、現実的じゃないような、周りと時間の流れ方が違うような、なんだかそんな感じで…上手く言葉に出来ない!

だけど、ついにその時がすぐそこまで迫ってるんだなぁ、と
慌しく変わっていく分娩室をぼんやりと眺めながら
多分きっとこれが人生で最もって言っていい位、すごく意味のある凄い事が起こるんだなぁ…よぉし頑張るぞぉ…と静かに気合が入る。

そうしていると、担当の先生がドッスリ入室。(本当にドッスリ入室って感じだった)
椅子に腰かけたかと思うと、第一声、「はい、いきんでください~」と。

………

「いきむ」…?
頭の中がでっかいハテナマーク。
ポカンとしている私に横にいた助産師さんが
「うんち出す時みたいに力を入れて下さい!」と。

いやはやこれ以上解りやすい説明はあるであろうか。
それならば完全に得意分野だ!!!(?)
うおおおおおおおおおあああああああああああ!!!
オラ(の下半身)に力を分けてくれーーーーーー!!!!!
(※渾身の力を込めて、一気に踏ん張る)

いきんでいる最中、「出来るだけ長くいきんで~!」との指示。
何をぅ?!こんなに頑張ってるのにもっと長く…?!
ぐ、ぐぅぅぅぅうおおおおお気合だぁぁぁぁぁぁぐぅぅぅおぁぁぁぁぁ!!!サイヤ人の気分
この世の物とは思えぬ程ひっどい顔面をしていただろうけど致し方なし。
顔面の事は置いといて、その時に出せるこん限りの力を込める!

「はい、もう1回いきんで~」と、先生の声。

よし!!!どんとこい!!!こうなったら全力じゃあ!!!
くらええええええええええええええええええええええええええ
うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお
「はい、止めてください~」
おおおおおおおおおおおおおおお、お…っ
お……………っ?

お腹なのかお股なのか「ドゥルン!」っという感覚。
「ドゥルン…?ってなんだ?」っと思っていると…